プログラム
特別講演1
「不安障害(不安症)の病態と精神薬理
~社交不安症を中心に~」
- 座長
- 久住 一郎(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室)
- 演者
- 小山 司(医療法人重仁会 大谷地病院臨床研究センター)
特別講演2
「ICD-11にみる強迫スペクトラムの現在と
これから」
- 座長
- 朝倉 聡(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室)
- 演者
- 松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
基調講演
「不安・抑うつにおける侵入思考
-不安・抑うつ発作を考える-」
- 座長
- 佐々木 司(東京大学大学院教育学研究科健康教育学分野)
- 演者
- 貝谷 久宣(医療法人和楽会 パニック症研究センター)
- 指定コメント
- 丹野 義彦(東京大学 名誉教授)
- 指定コメント
- 熊野 宏昭(早稲田大学人間科学学術院)
会長講演
対人恐怖・社交不安症の臨床
- 座長
- 松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
- 演者
- 朝倉 聡(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室)
教育講演1
不安の精神病理
- 座長
- 賀古 勇輝(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室)
- 演者
- 深尾 憲二朗(帝塚山学院大学人間科学部心理学科)
教育講演2
不安症のゲノム治療最前線
- 座長
- 塩入 俊樹(岐阜大学大学院医学系研究科精神病理学分野)
- 演者
- 大井 一高(岐阜大学医学部附属病院精神科/金沢医科大学 総合内科)
教育講演3
回復された児童期のトラウマ記憶とPTSDからの
回復
複雑性PTSDの診断と臨床
- 座長
- 久住 一郎(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室)
- 演者
- 金 吉晴(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
教育講演4
神経発達症に関する最新の知見
〜神経生物学的視点から〜
- 座長
- 井上 猛(東京医科大学精神医学分野)
- 演者
- 友田 明美(福井大学子どものこころの発達研究センター)
シンポジウム1
トラウマおよび周辺病態におけるトランスレーショナルリサーチ
- 座長
- 栗山 健一(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
- 座長
- 喜田 聡(東京大学大学院農学生命科学研究科)
- 演者
- 「睡眠中のトラウマ記憶処理メカニズム」
坂口 昌徳(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)
- 演者
- 「恐怖記憶制御基盤の解明とPTSD治療方法への応用」
喜田 聡(東京大学大学院農学生命科学研究科)
- 演者
- 「病的悲嘆の生物学的理解:持続性悲嘆障害における
痛み共感性の神経行動学的変化」
吉池 卓也(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
- 演者
- 「アタッチメント障害に関する最新の知見
〜神経生物学的視点から〜」
友田 明美(福井大学子どものこころの発達研究センター)
シンポジウム2
わが国の全般不安症
- 座長
- 大坪 天平(東京女子医科大学東医療センター 精神科)
- 座長
- 井上 猛(東京医科大学精神医学分野)
- 演者
- 「抗うつ薬の治験成功率向上のために〜不安症状併存の影響〜」
渡部 芳徳(医療法人社団慈泉会 市ヶ谷ひもろぎクリニック)
- 演者
- 「双極性障害における不安症併存における診断と治療」
井上 猛(東京医科大学精神医学分野)
- 演者
- 「うつ病の不安併存への対応」
渡邊 衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室)
- 演者
- 「わが国の全般不安症」
大坪 天平(東京女子医科大学東医療センター 精神科)
シンポジウム3
不安症・強迫症診療ガイドライン
- 座長
- 井上 猛(東京医科大学精神医学分野)
- 座長
- 清水 栄司(千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学)
- 演者
- 「不安症・強迫症の診療ガイドライン:
パニック症」
塩入 俊樹(岐阜大学大学院医学系研究科精神病理学分野)
- 演者
- 「強迫症(OCD)の治療ガイドライン」
松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
- 演者
- 「社交不安症の診療ガイドライン」
朝倉 聡(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室)
- 演者
- 「全般不安症の診療ガイドライン」
大坪 天平(東京女子医科大学東医療センター 精神科)
シンポジウム4
VUCA時代に備える一般市民への不安症啓発と
専門家育成
- 座長
- 稲田 泰之(医療法人悠仁会 稲田クリニック)
- 座長
- 山田 恒(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
- 演者
- 「不安症学会における疾患啓発・生涯教育委員会の意義と役割」
稲田 泰之(医療法人悠仁会 稲田クリニック)
- 演者
- 「治療ガイドラインによる不安症啓発と専門家育成」
山田 恒(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
- 演者
- 「認知行動療法の拡充に向けて:
看護師でもできること、看護師だからできること」
吉永 尚紀(宮崎大学医学部看護学科)
- 演者
- 「新型コロナウイルス感染症に対して精神科医は何をすべきか?」
野呂 浩史(南平岸内科クリニック)
- 演者
- 「不安症を専門としない医師への教育の課題と提言
―不安症の専門治療を行っている診療所勤務医より」
境 洋二郎(赤坂クリニック)
シンポジウム5
時間軸で見た不安症
-特に神経発達症との関連を中心に-
- 座長
- 齊藤 卓弥(北海道大学病院児童思春期精神医学研究部門)
- 座長
- 松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
- 演者
- 「自閉スペクトラム症と不安症(DSM-5)」
齊藤 卓弥(北海道大学病院児童思春期精神医学研究部門)
- 演者
- 「成人不安症患者におけるprimary comorbidityの
臨床的意義
~強迫症(OCD)を中心に~」
松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学講座)
- 演者
- 「チック症と不安症」
金生 由紀子(東京大学大学院医学系研究科こころの発達医学分野)
- 演者
- 「小児期の注意欠如多動症(ADHD)と不安症関連疾患との
関係について」
山崎 知克(浜松市子どものこころの診療所)
シンポジウム6
学校保健における不安症
- 座長
- 吉永 尚紀(宮崎大学医学部看護学科)
- 座長
- 岡島 義(東京家政大学)
- 演者
- 「健康教育担当指導主事の立場から
~養護教諭の職務に焦点を当て~」
澤村 文香(埼玉県教育局県立学校部保健体育課)
- 演者
- 「不安と不登校、そして対処 ~公認心理師として」
森 伸幸(北海道医療大学心理科学部臨床心理学科)
- 演者
- 「学校現場における不安症の予防と早期介入:
「勇者の旅」プログラム」
浦尾 悠子(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター)
- 演者
- 「学校との連携を考えた精神科医療の実践」
大島 紀人(東京大学相談支援研究開発センター)
シンポジウム7
本邦のCOVID-19にまつわる不安
- 座長
- 成田 尚(北海道大学病院精神科神経科)
- 座長
- 岡﨑 大介(北海道立精神保健福祉センター)
- 演者
- 「コロナ禍におけるDPAT活動」
河嶌 譲(DPAT事務局)
- 演者
- 「COVID-19の集団感染が発生した病院・高齢者施設で働く看護・介護職員の精神的ストレスとその対応」
赤星 昂己(厚生労働省 日本DMAT事務局)
- 演者
- 「院外でCOVID-19に対応した医療救援者の
メンタルヘルス」
西 大輔(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野)
- 演者
- 「北海道における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
にかかる心のケア」
岡﨑 大介(北海道立精神保健福祉センター)
シンポジウム8
不安と実存-どこに治療の視点を置くか-
- 座長
- 中村 敬(東京慈恵会医科大学附属第三病院)
- 座長
- 芦澤 健(医療法人資生会 千歳病院)
- 演者
- 「どこに治療の視点を置くか」
中村 敬(東京慈恵会医科大学附属第三病院)
- 演者
- 「回復の在り方をめぐって
~強迫症女性の不安と回復のプロセスから~」
久保田 幹子(法政大学大学院人間社会研究科臨床心理学専攻/東京慈恵会医科大学森田療法センター)
- 演者
- 「不安症における治療のゴールとは何か」
菊地 俊暁(慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室)
- 演者
- 「実存、圧倒的な現実のもとで何をすればよいか?」
芦澤 健(医療法人資生会 千歳病院)
シンポジウム9
てんかんにおける不安と解離
- 座長
- 栗田 紹子(北海道大学病院精神科神経科)
- 演者
- 「PNES(心因性非てんかん性発作)と
不安:合併・鑑別・病態」
谷口 豪(国立精神・神経医療研究センター病院 精神科)
- 演者
- 「てんかん発作症状としての不安」
渡邊 さつき(埼玉医科大学病院神経精神科・心療内科)
- 演者
- 「心因性非てんかん発作と自由」
櫻井 高太郎(北海道大学病院精神科神経科)
シンポジウム10
恐怖症に対するヴァーチャルリアリティを用いた
曝露療法
- 座長
- 貝谷 久宣(医療法人和楽会 パニック症研究センター)
- 座長
- 坂野 雄二(医療法人社団五稜会病院 札幌CBT&EAPセンター)
- 演者
- 「恐怖症に対するヴァーチャルリアリティを用いた曝露療法:
恐怖症総論」
塩入 俊樹(岐阜大学大学院医学系研究科精神病理学分野)
- 演者
- 「VRエクスポージャーの発展:直接的で強烈な恐怖体験の
空間から仮想現実空間へ飛び出す」
坂野 雄二(医療法人社団五稜会病院 札幌CBT&EAPセンター)
- 演者
- 「ヴァーチャルリアリティを用いた
エクスポージャー法のエビデンス」
福井 至(東京家政大学/東京家政大学大学院)
- 演者
- 「株式会社魔法アプリが開発した
Virtual Reality Exposure Systemの実際」
福井 健人(株式会社魔法アプリ)
- 指定討論者
- 内田 千代子(星槎大学大学院教育実践研究科)
ワークショップ1
不安症、強迫症における認知行動療法の知見を援用した日常臨床の進め方
- コーディネーター
- 北川 信樹(医療法人ライブフォレスト 北大通こころのクリニック)
- 協力講師
- 太田 滋春(さっぽろCBT counseling space こころsofa)
- 開催日時
- 2021年5月23日(日)16:00〜18:00
- 申込期限
- 2021年5月17日(月)
※当日の参加も可能ですが、できる限り事前のお申し込みをお願いいたします。
- 開催方法
- Zoomを使用したオンラインでのワークショップです。
- 概 要
- 不安症、強迫症の日常臨床において、治療ガイドラインや認知行動療法マニュアルを参照してその通りに実施することは難しい。本ワークショップでは、特にCBTで得られたさまざまな知見に沿いつつ、日常の多忙な臨床の中でいかに治療を進めマネジメントしていくか、その要点と工夫を概説する。前半は特にマニュアルには書かれていない不安症・強迫症治療の全体の方向付け、心理教育のあり方、日常の治療資源を駆使して行い得るCBTのエッセンスについて解説する予定である。
また、後半には特に不安症、強迫症治療の中心的技法である曝露反応妨害法(ERP)について、治療脱落を減らし楽しく行える工夫やアイディア、当院で取り組んでいる「強迫症に対する簡易的な集団認知行動療法」の進め方について協力講師から解説頂く予定である。(当日はライブで質疑応答を行います。)
ワークショップ2
公認心理師に期待すること
- 座長
- 熊野 宏昭(早稲田大学人間科学学術院)
- 座長
- 清水 栄司(千葉大学医学部附属病院認知行動療法センター)
- 演者
- 「社交不安症の治療における公認心理師の関わり方」
金井 嘉宏(東北学院大学教養学部人間科学科)
- 演者
- 「不安症専門クリニックでの実践(パニック症編)
―不安症に特化した低強度CBT―」
平川 沙織(医療法人悠仁会)
- 演者
- 「強迫症治療のチーム医療における公認心理師への期待」
吉田 賀一(兵庫医科大学病院臨床心理部)
- 演者
- 「PTSD治療における公認心理師の役割と機能」
大友 理恵子(医療法人黒崎中央医院)
第1回日本不安症学会学術賞 受賞式・受賞講演
日本人パニック症と欧米人精神疾患や中間表現型間における
民族間差異を超えた遺伝的要因の共通性
- 座長
- 井上 猛(東京医科大学精神医学分野)
- 演者
- 大井 一高(岐阜大学医学部附属病院精神科 / 金沢医科大学 総合内科)
共催セミナー1田辺三菱製薬株式会社 / 吉富薬品株式会社
全般性の社交不安症の診断と治療
- 座長
- 松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学 主任教授)
- 演者
- 永田 利彦((医)壱燈会なんばながたメンタルクリニック 院長)
- 日時
- 5月22日(土)10:00~11:00
共催セミナー2武田薬品工業株式会社
- 座長
- 久住 一郎(北海道大学大学院医学研究院 精神医学教室 教授)
- 演者
- 井上 猛(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)
- 日時
- 5月22日(土)12:00~13:00
共催セミナー3エーザイ株式会社
不眠症治療におけるレンボレキサントという選択
- 座長
- 千葉 茂
(旭川医科大学名誉教授 / 医療法人社団慶友会吉田病院学術顧問)
- 演者
- 小鳥居 望
(小鳥居諫早病院 院長 / 久留米大学医学部神経精神医学講座 非常勤講師)
- 日時
- 5月22日(土)14:00~15:00
共催セミナー4Meiji Seika ファルマ株式会社
現在、これからの臨床で診る不安や強迫~うつ病との関連を含めて~
- 座長
- 久保木 冨房(楽山病院 名誉院長 / 東京大学 名誉教授)
- 演者
- 松永 寿人(兵庫医科大学精神科神経科学講座 主任教授)
- 日時
- 5月22日(土)16:00~17:00
共催セミナー5塩野義製薬株式会社 / 武田薬品工業株式会社
ADHDと不安症 -不安症に隠れるADHDの存在-
- 座長
- 朝倉 聡(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室 准教授)
- 演者
- 齊藤 卓弥(北海道大学病院児童思春期精神医学研究部門 特任教授)
- 日時
- 5月23日(日)10:00~11:00
共催セミナー6大日本住友製薬株式会社
双極性うつ病治療の最新動向~ルラシドンの位置づけと使用経験~
- 座長
- 井上 猛(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)
- 演者
- 武島 稔(医療法人 明心会 柴田病院)
- 日時
- 5月23日(日)12:00~13:00
共催セミナー7ヴィアトリス製薬株式会社/
大日本住友製薬株式会社
不安症状を伴ううつ病に対する相応しい薬物療法を考える
- 座長
- 大坪 天平
(東京女子医科大学東医療センター 精神科 部長・臨床教授)
- 演者
- 髙塩 理
(昭和大学医学部 精神医学講座 准教授)
- 日時
- 5月23日(日)14:00~15:00